木材の知識 は行

ハックベリー [ハックベリー]

コモンハックベリー [コモンハックベリー]

ニレ科

気乾比重:0.57

産地:北米東部〜中部

特徴:全体に灰褐色〜黄褐色を呈しており、色合いがホワイトアッシュに似ている。木理は通直〜交錯と幅があり、肌目は粗い。やや重硬で靱性・強度は高いが、加工性は比較的よく、特に接着性に優れる。乾燥時にやや収縮しやすいが、割れや狂いは少ない。耐朽性も小〜中程度

用途:壁材、造作材、家具、キャビネット、合板、器具など

板目

春楡 [ハルニレ]

ニレ [ニレ]
コブニレ [コブニレ]
アカダモ [アカダモ]

ニレ科

分布:北海道、本州。稀に四国・九州にも産する

気乾比重:0.59

特徴:辺材は褐灰白色、心材はくすんだ淡い黄褐色〜淡い褐色で、辺心材の境目は明瞭。木理はほぼ通直だが肌目は粗い。やや重硬のため加工性にはやや難がある。狂いが出やすいが、靱性が高いので曲木に適している。耐朽性は小〜中程度

用途:床板、家具全般、細工物、和風・洋風どちらにも合う

板目

ハードメープル [ハードメープル]

シュガーメープル [シュガーメープル]
ロックメープル [ロックメープル]
ブラックメープル [ブラックメープル]
イエローメープル [イエローメープル]

カエデ科

気乾比重:0.70

産地:五大湖を中心とする北米北東部

特徴:辺材は白色で淡い赤褐色の縞をもち、心材は淡い赤褐色。木理は通直、肌目も緻密で、絹糸状の光沢があり、時に鳥眼杢(ちょうがんもく)が現れる。重硬で加工性にやや難があるが、靱性が高く、衝撃にも強いため割れにくい。収縮が大きいので乾燥には十分な注意か必要。耐朽性は小〜中程度

用途:床材、家具全般、イタヤカエデと同じくボーリングピン等硬度が必要なものに使用される

板目

バスウッド [バスウッド]

アメリカンバスウッド [アメリカンバスウッド]
アメリカンホワイトウッド [アメリカンホワイトウッド]
アメリカンリン [アメリカンリン]
リンデン [リンデン]

シナノキ科

気乾比重:0.42

産地:カナダ南部〜北米東部。時に五大湖地方に多く分布

特徴:辺材は白色〜淡い褐色、心材は淡い黄褐色〜淡い褐色で、辺心材の境目は不明瞭。木理は通直、肌目も緻密で国産のシナノキに似ている。軽軟なため衝撃に弱いが、乾燥性・加工性は良好で、特に接着性に優れる。耐朽性は小

用途:箱材など、日本のシナノキとほとんど同じ種類の物

板目

バーズアイメープル [バーズアイメープル]

カエデ科

メープル材のうち、「鳥眼杢(ちょうがんもく)」と呼ばれる鳥の眼状の美しい杢目が現れたものをいう。もともとメープル材は材色が淡く、杢目が際立っている上、時間の経過とともに全体が飴色に変色するので、色調の濃淡がより明瞭となる。バーズアイメープルは稀にしか取れない貴重材のため、そのほとんどは化粧用単板として利用されている

鳥眼杢

パオロサ [パオロサ]

マメ科

気乾比重:1.02

産地:コンゴ地方

特徴:心材は赤色、橙色、紫色など多くの色が混在して複雑な縞を形成し、時間の経過とともに紫色を帯びた褐色に変色する。辺材は白色で幅が狭い。木理は交錯し、肌目もやや粗く、細かいリップルマーク(さざ波模様)をもつ。重硬な割に加工性は比較的よいが、やや狂いが出やすい。耐朽性は大きく、シロアリに強い

用途:テーブル天板、高級家具

追柾目

パープルハート [パープルハート]

バイオレットウット [バイオレットウット]
アマランス [アマランス]

マメ科

気乾比重:0.88

産地:中米、南米中部

特徴:心材は灰褐色〜灰紫色で、時間が経つと赤褐色に変色する。辺材は黄白色で、淡い桃色を帯びた条をもつ。木理は通直〜交錯、肌目も緻密〜やや粗と材により幅があり、時にリボン杢が現れる。重硬なため加工性は悪いが、強度は高く、耐朽性も極めて大きい

用途:床材、テーブル天板、高級家具、鮮やかな紫色が特徴でモザイク絵の赤ワインの部分等にも使用される

板目

ヒッコリー [ヒッコリー]

クルミ科

気乾比重:0.83

産地:カナダ・オンタリオ州、北米東南部など

特徴:辺材はほぼ白色で幅が広く、心材は淡い褐色〜褐色を呈しており、辺心材の境目は明瞭。木理は通直〜交錯と材により幅があり、肌目は粗い。重硬なため加工性にやや難があるが、靱性・強度が高く、衝撃に強い。乾燥は容易だが、収縮が大きいので注意が必要。耐朽性は中程度

用途:造作材、家具、器具、運動具など

柾目

檜 [ヒノキ]

ヒノキ科

分布:本州(福島県・関東以西)、四国、九州

樹形など:樹形は円錐形で、壮齢木では卵形となる。樹皮は赤褐色で、やや広く長く縦に裂ける。葉の先がやや丸まった鱗状の葉が交互に対生し、葉の裏にはY字形の白い筋をもつ。雄花は黄褐色で細枝の端に多数付き、雌花は紅紫色の直径3〜5?の球形で梢に咲く。球果は直径8〜12?のほぼ球形で、褐色に熟す

気乾比重:0.41

特徴:辺心材の境目は不明瞭なことが多いが、一般に辺材は淡い黄白色、心材は淡い黄褐色〜淡い赤色。木理は通直、肌目も緻密で、独特な香気と光沢をもっている。弾力性・靱性に富み、狂いが少なくやや軽軟なので加工性もよい。耐朽性は大

用途:高級建築材、造作材、和風建具、和・洋家具など建築全般

木曾檜柾目 木曾檜板目

白木色仕上げ

白木色仕上げはヒノキに対する最も代表的な仕上げ方法で、鉋で削ったままの質感を残しながら汚れ止めの塗装を施す。通常、木地に塗料を塗ると濡れ色感が出るが、着色剤に白色顔料を用いることにより、この濡れ色感を出さない工夫がなされている。塗料は無黄変タイプのものを使用しなければならない

グレー色仕上げ

針葉樹材は中間的濃度の着色を施すと色ムラを起こしやすい。吸込みムラを生じにくくするために顔料着色剤が使われるが、なかでも白色顔料は吸込みムラを生じさせない。この見本では淡い材色とマッチさせるため、白と黒の顔料でグレーに調色し、素地着色を施している。中間的濃度の仕上げとしては代表的な着色法である

オリーブ色仕上げ

木材の着色仕上げは、一般的にグリーン系やブルー系の色を使用しないことが基本である。その理由は、木材の着色仕上げは固有の材色の上に色を重ねるわけだが、一般の材色はブラウン系が基調となるため、グリーンやブルーとは補色の関係となり、色が汚れてしまうからである。ヒノキ材の場合は、材色が淡色のためにこのような色が選択できる

ブラウン色仕上げ

木材の着色は、ブラウン系に着色することが基本である。なぜなら、木材の固有の色はほとんどが褐色を帯びており、その色をさらに強調して、木材の質感を表現したいためである。また、木材は光によって時間の経過とともに変色(ヤケ色)するが、着色を施すことでこのヤケを目立たなくさせる効果もある

檜葉 [ヒバ]

ヒノキアスナロ [ヒノキアスナロ]

ヒノキ科

分布:本州(関東以北)。日本特産で、特に青森県の美林が有名

樹形など:樹形は円錐形、樹皮は黒褐色で縦に裂けて剥落する。葉は厚い鱗状で対生し、アスナロよりもやや小型。葉の裏はやや白味を帯びる。一般に葉の手触りはアスナロよりも厚く硬い。雄花は青緑色を帯びた長楕円形、雌花は淡い紅緑色で厚質の鱗片をもつ。球果は直径12?ほどの卵状球形で、淡い褐色に熟す

気乾比重:0.41

特徴:辺材は黄色を帯びた白色、心材は淡い黄色〜淡い黄褐色で、辺心材の境目はやや不明瞭。樹脂に殺菌性の強い精油成分を含み特有な匂いを放つ。木理は通直で、肌目も緻密な上、やや軽軟なため加工がしやすい。耐朽性は大きく、特に水湿性に優れる

用途:構造材、造作材、建具、家具、水廻りなど広範だが国産の物は蓄積量が少なくほとんど米ヒバが使用されている

柾目 板目

ブナ [ブナ]

シロブナ [シロブナ]
クロブナ [クロブナ]

ブナ科

分布:北海道南部、本州、四国、九州

気乾比重:0.63

特徴:辺心材とも淡い黄白色〜淡い褐色を呈しており、通常、辺心材の境目は不明瞭。褐色で不規則な断面の偽心材を伴っていることが多い。肌目が緻密でやや重硬ながら加工性は比較的よい。反面、変色や乾燥による狂いが出やすいので注意が必要。耐朽性は極めて小さい

用途:床材、細工物など

柾目 板目

ブビンガ [ブビンガ]

ケバジンゴ [ケバジンゴ]

マメ科

気乾比重:0.94

産地:カメルーン、ガボンなど

特徴:辺材は淡色、心材は桃色〜赤褐色を呈し、暗色の縞をもっており、辺心材の境目は明瞭。木理はほぼ通直で、肌目もほぼ緻密。重硬なため乾燥が遅く、加工性にもやや難があるが、表面の仕上がりは良好。耐朽性は中程度だが、靱性が高く、シロアリに強い。乾燥時の狂いに注意

用途:装飾材、テーブル天板、高級家具

板目

ブラジリアンローズウッド [ブラジリアンローズウッド]

ローズウッド [ローズウッド]
ジャカランダ [ジャカランダ]
パリサンダー [パリサンダー]

マメ科

気乾比重:0.98

産地:ブラジルなど

特徴:辺材は白色、心材は褐色、赤褐色、紫褐色、黒色などが混ざり合った美麗な縞模様を呈する。木理は通直〜やや交錯、肌目は緻密〜やや粗と材により幅がある。油状の外観をもち、生材はバラのような香りを放つ。重硬なため乾燥・加工性に難があるが、耐朽性は極めて大きい。世界の最高級材の1つ

用途:造作材、装飾材、家具、化粧用単板など

柾目

木地色仕上げ

ブラジリアンローズウッドは、これ以上着色できないほど、木地色が濃色な材である。そのため、クリヤー塗料を塗り込むだけでよい。ローズウッド系の素材全般にいえることだが、道管が不規則なため中途半端な膜厚を付けると返って見苦しくなる。完全なオープンポアー仕上げか鏡面仕上げが行われる

ブラックチェリー [ブラックチェリー]

アメリカンチェリー [アメリカンチェリー]

バラ科

気乾比重:0.55

産地:北米北東部、中部大西洋沿岸

特徴:辺材は黄白色〜桃色、心材は淡い赤褐色〜濃い赤褐色で、辺心材の区別は明瞭。木理は通直、肌目も緻密で、心材は美しい光沢をもつ。やや軽軟なため加工が容易で、表面の仕上がりも良好。乾燥時に狂いが出やすいので注意したい。耐朽性は中程度

用途:床材、テーブル天板、家具全般

板目

米杉 [ベイスギ]

ウエスタンレッドシーダー [ウエスタンレッドシーダー]
アメリカネズコ [アメリカネズコ]

ネズコ(アーボバイチ)類/ヒノキ科

気乾比重:0.35

産地:カナダ〜米国の国境地帯、アラスカ南部〜オレゴン州の太平洋沿岸、アイダホ州北部、ロッキー山脈

特徴:辺材は白色で幅が狭い。心材は赤褐色を呈し、製材後さらに褐色化が進む。肌目はやや粗いが、木理は通直で特有の芳香がある。軽軟で強度はやや低いが、加工性がよく、表面の仕上がりも良好。耐朽性は大

用途:建具、腐れに強いのでウッドデッキ等外部材の多く使用される、日本のネズコとほぼ同類

柾目 板目

米栂 [ベイツガ]

ヘムロック [ヘムロック]
ウエスタンヘムロック [ウエスタンヘムロック]

ツガ(ヘムロック)類/マツ科

気乾比重:0.46

産地:アラスカ州東南部〜カリフォルニア州北西部の太平洋沿岸、カナダ東南部〜アイダホ州北部の山地

特徴:全体に桃色を帯びた白色〜淡い黄白色で、辺心材の境目は不明瞭。木理は通直、肌目も緻密で国産のツガと比べても遜色がない。やや軽軟で加工性がよいが、割れやすく、腐りやすいので注意したい。耐朽性は小

用途:建具、建築全般に使用

柾目 板目

米檜 [ベイヒ]

ピーオーシーダー [ピーオーシーダー]
ポートオーフォードシーダー [ポートオーフォードシーダー]
ローソンヒノキ [ローソンヒノキ]

ヒノキ類/ヒノキ科

気乾比重:0.46

産地:オレゴン州南部〜カリフォルニア州北部

特徴:辺材は白色〜淡い黄白色、心材は黄白色〜淡い黄褐色で、辺心材の境目はやや不明瞭。国産のヒノキに似た強い芳香をもつ。木理は通直、木目はやや緻密。やや軽軟で加工性がよく、仕上げ面には美しい光沢が現れる。強度が低いため衝撃に弱いので注意したい。耐朽性は大

用途:構造材、造作材、建具、家具、器具など

柾目 板目

米檜葉 [ベイヒバ]

アラスカシーダー [アラスカシーダー]
イエローシーダー [イエローシーダー]

ヒノキ類/ヒノキ科

気乾比重:0.50

産地:アラスカ州〜オレゴン州の太平洋沿岸に広く分布

特徴:全体に淡い黄色〜黄色で、辺心材の境目は不明瞭。国産のヒバに似た独特の香気をもつ。木理は通直、肌目もやや緻密。やや軽軟なため加工が容易で、表面の仕上がり・接着性などに優れる。耐朽性が極めて大きく、特に水湿に強い

用途:床板、建具、建築全般、腐れに強いので土台・水廻り・外部材使用に向く

柾目 板目

米松 [ベイマツ]

ダグラスファー [ダグラスファー]
オレゴンパイン [オレゴンパイン]
アメリカトガサワラ [アメリカトガサワラ]
ダグラスモミ [ダグラスモミ]

トガサワラ(ダグラスファー)類/マツ科

気乾比重:0.53

産地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州〜カリフォルニア州の太平洋沿岸など

特徴:辺材は淡い黄白色〜赤色を帯びた白色、心材は黄褐色〜赤褐色。木理は通直、肌目はやや緻密〜粗で、樹脂成分が多い。強靱だが加工性は比較的よく、狂いも少ない。樹脂成分により塗装障害を起こしやすいので注意が必要。耐朽性は中程度

用途:目の粗い細材は構造材、目の細かい太材(ピーラー)は造作材・建具、家具などに使用される

柾目 板目

ダークブラウン色仕上げ

顔料着色剤を用いた仕上げで、針葉樹材の簡便着色法である。夏材部にも若干の色を付着させ、春材部の色との違和感をなくすためには、この程度の濃色着色が必要となる。この塗装見本はウレタン塗料で比較的厚膜に仕上げてあるが、用途に応じて塗装仕様は選択が可能である。この着色技法であれば現場塗装にも適用できる

アーリーアメリカン調仕上げ

針葉樹材の欠点をカバーする仕上げ法に素材を「うずくり」する方法があるが、もう1つの方法としてアーリーアメリカン調仕上げがある。この方法は長年使い込んだ古い家具のような表情を出すために、あらかじめ素材に傷を付けたり、人為的に着色剤の飛沫を付けたりする。このようにしておけば、後で付いた傷も簡単に補修ができ、違和感もない

紅檜 [ベニヒ]

ヒノキ科

気乾比重:0.38

産地:台湾

特徴:心材が黄赤色〜黄褐色を呈しているため、この名が付けられた。辺材は淡い桃白色〜黄灰色で幅が狭く、辺心材の境目は明瞭。木理は通直、肌目も緻密で、独特の芳香をもち、時に美しい杢目が現れる。国産のヒノキより軽軟で、乾燥・加工性が良好。耐朽性は大

用途:造作材、建具、家具を始め、杢目の美しいものは化粧材、化粧用単板として用いられる

柾目

紅松 [ベニマツ]

チョウセンマツ [チョウセンマツ]
チョウセンゴヨウ [チョウセンゴヨウ]
ケードル [ケードル]

マツ科

気乾比重:0.50

産地:朝鮮半島、中国黒龍江沿岸地帯、シベリア

特徴:辺材は淡い黄白色、心材は淡い黄褐色〜淡い赤色を帯びており、辺心材の境目は明瞭。木理は通直、肌目も緻密だが脂条(やにすじ)が多い。やや軽軟で加工性がよく、狂いも少ないが、割れやすいので注意したい。耐朽性は小〜中程度(性質は国産のヒメコマツに近い)

用途:敷居、鴨居、造作材、建具、木型、彫刻など

板目

ペルポック [ペルポック]

ロフォペタルム [ロフォペタルム]

ニシキギ科

気乾比重:0.34〜0.64

産地:東南アジア〜ニューギニア〜インドなど

特徴:辺材は淡い黄白色、心材は淡い黄色〜淡い褐色を呈しており、辺心材の境目は不明瞭。木理はやや交錯〜交錯しているが、肌目はほぼ緻密で、生木には独特の芳香がある。やや軽軟なため乾燥・加工が容易で、表面の仕上がりも良好だが、釘打ちで割れやすい。耐朽性は小

用途:建具、家具など

柾目

朴 [ホオノキ]

ホオ [ホオ]

モクレン科

分布:北海道、本州、四国、九州、南千島、中国大陸

気乾比重:0.48

特徴:辺心材の境目は明瞭で、辺材は淡い灰白色、心材は製材時、淡い灰緑色を呈しているが、時間の経過とともに黒ずみ、緑褐色〜暗濃緑褐色に変色する。木理は通直、肌目も緻密。軽軟なため加工性がよく、狂いも少ない。耐朽性は中程度〜大

用途:装飾材、包丁の柄、まな板、細工物に多く使われている

柾目

ホワイトアッシュ [ホワイトアッシュ]

アメリカトネリコ [アメリカトネリコ]

モクセイ科

気乾比重:0.69

産地:北米東南部に広く分布

特徴:辺材はほぼ白色、心材は灰褐色〜淡い黄褐色を呈しており、辺心材の境目は明瞭。木理は通直だが、肌目はやや粗い。重硬で靱性・強度が高く、衝撃に強い。また、乾燥・加工性がよく、表面の仕上がりも良好。耐朽性は小

用途:床材、装飾材、家具全般、運動具(バット等)、箱材などに用いられている。日本・中国・ロシアのタモに近いが少し白色が強い

板目

半透明ブラウン色仕上げ

ホワイトアッシュは、素地着色を施すと逆目に色が吸い込まれ、色ムラを発生しやすい。材色が淡色のため素材色を基調とした塗装よりも色彩を主体にした塗装に利用される。木質感を残し、均一感をもたせるため半透明仕上げが行われる。目止め剤および塗膜着色に白色顔料を添加するのがポイントである。

ホワイトウッド [ホワイトウッド]

ヨーロピアンホワイトウッド [ヨーロピアンホワイトウッド]
ヨーロッパスプルース [ヨーロッパスプルース]
オウシュウトウヒ [オウシュウトウヒ]
ドイツトウヒ [ドイツトウヒ]

マツ科

気乾比重:0.60

産地:欧州全域、ロシア連邦など

特徴:全体的に白色〜淡い黄白色を帯びており、辺心材の境目は不明瞭。木理はほぼ通直、肌目も緻密で光沢を有する。やや軽軟で加工性がよく、乾燥による収縮も小さい上、狂いも少ない。耐朽性は小。北海道を中心に輸入されており、北米産のスプルース類の代替材として利用されている

用途:造作材、建具、家具、箱材、楽器など

板目

ホワイトオーク [ホワイトオーク]

スワンプホワイトオーク [スワンプホワイトオーク]
オーバーカップオーク [オーバーカップオーク]

ブナ科

気乾比重:0.75

産地:北米東部に広く分布

特徴:辺材は淡い白色〜淡い黄白色、心材は淡い黄褐色〜赤褐色で、時に桃色を帯びており、辺心材の境目はほぼ明瞭。木理は通直、肌目は粗〜やや粗で、柾目面に美しい杢目(銀杢)が現れる。やや重硬だが加工性は比較的よく、着色性・塗装性も良好。耐朽性は中程度〜大

用途:床材、建具、家具全般、ウイスキー樽、色が日本のナラに近いので今現在日本で製作されているナラの家具材はこのホワイトオークが使用されている

板目

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